この半世紀で、日本の食卓は大きく変化しています。
食生活は多国籍化し、随分と豪華に。
お店に負けない美味しい料理が、家庭でも頂けるようになりました。
人は、一度贅沢を知ると、なかなか後戻りはできないもの。
おうちごはんでも、その傾向があり
『美味しくなきゃいけない』
『おかずは何品も用意しないといけない』
『和洋中、バリエ豊かに作らないと』
そのようなプレッシャーが生まれ、家庭料理のハードルが
どんどん上がっていると言われます。
でも、どんな時でも、決して忘れてはならないのが
おうちごはんは、私たちの健康を作ってくれている
ということ。
おうちごはんで、からだを健やかに整えている
ということ。
レッスンでもいつも何度もお伝えしている
『外食は産業の味』ということ。
家庭料理がお手本にすべきは、プロの料理人の味
ではないはずです。
わたしも料理家として、美味しいレシピを考えたりします。
でも、あくまで柱は、毎日の家庭料理。
みなさんがご家庭で、手軽に、健康的に、美味しく作れる
その視点を、常に心がけています。
わたしのレッスンは、決して華美ではないけれど
『ああ、これでいいんだ』
『これこそ体に優しいごはんだ』
そう、実感し、自信を持って頂けたらと思っています。