事務仕事の合間の、ひとりめし。
地味で滋味な質素ごはんを、誰を気にするでもなく頂く
この、おひとりさまランチタイムが、地味に大好き。

炊きたての土鍋ごはん。
今日の料理は、土鍋ごはん。ただ、それだけ。
あわせるお菜は、先日こしらえた菜っ葉のふりかけと、ふき味噌。


う〜ん、地味そして滋味。
しかしその衝撃たるや
破壊級……

まずはごはんを、一口。
そして、ふき味噌をちょんとのせて、また一口。
!!!!!!!!!!!
春のほろ苦さが、全身に沁み渡る感覚!!!!!
まさに、
全身に沁み渡る美味しさ……

春に芽吹く野菜や山菜は、苦味やアクが強いものが多く
人間や動物は、それらを摂取することで
冬の間、眠っていた身体を目醒めさせ
老廃物を排出すると言われています。
今日の『おいしい』は、ふき味噌の苦味を、身体が喜んだ美味しさ。
わたしの身体、まだまだ目醒めのデトックスを欲してるのかな?

炊きたての、まっさらなごはんと、ほんの少しの季節のお菜。
ふき味噌も、ふりかけも、
季節の恵みが、ぎゅっと濃縮されています。
もちろん、余計な調味料は、加えません。
自分のからだを養う、贅沢な美味しさ。本物の優しさ。
こんな贅沢な食事は、絶対に『買えない味』。